モノ・ショップマガジン 押し!!のブランド COLORS 取材全文


●コンセプトに合ったマテリアル

 僕らソニーさんとも仕事させてもらってます。Xperiaのケースを作るってなったとき、じゃあ同じモノを作ればいいのかっていうと、作れますけど作らない。なぜかというと、Xperiaのコンセプトは一枚板なんですね。そのプロダクト自体のコンセプトを壊すようなことはしたくなかった。そのプロダクトを毎日持つ中でコンセプトを実感しつつ、だけどどうしてもツルツルの工業的なテクスチャより、人によっては革だったり木だったりというテクスチャを選ぶ人もいるだろうってことで。であれば、一枚板に合うようなマテリアルをというんで、厚さ0.3㎜の経木を使うことを思いついたんです。経木は世界でナンバー1の技術を持っている日本にしかできない技術なんですね。この極薄の天然木をXperiaというプロダクトに何回も付け替えできるようにする。皆さんたぶん簡単だろうって思われるでしょう。でも、天然木とフィルムを圧着するだけのことに2年かかってるんですよ。フィルムと経木が剥がれちゃったりするんですね。だからその糊を何百種類も探してはテストし、探してはテストし。

 ホントはフロントにも経木を付けるはずだったんですけど、どんどんどんどん画面枠が小さくなってきて。筐体が大きくなってるってだけじゃなくて、画面比も大きくなってるんですよね。そうするともう経木が存在するスペースがほとんど無くなっちゃったんで、コンセプトだからって無理矢理付けてもなぁと。フロントは透明なスクリーンプロテクターだけにして、その代わり普通のスクリーンフィルムじゃなくて、粘着性と強度の高い、よく地震のときに家具が倒れないようにするために家具と床の間に入れるのがあるじゃないですか、あれを使ってるんですよ。ですから、無理矢理割ろうというんじゃなくて、普通に落とした分には、画面を守るプロテクターになってます。  Xperiaは筐体の角のところにアルミの削り出しよりも強度のある新しいプラスティック素材を使ってるんですよ。落としたときにいちばん当たり易い角っこをアルミにすると、削れたりガリッと傷になってしまうんで、そういうところにはこういう新しい素材を使っていると。ここまで考えてくれてるんだから、我々が別にそこを心配がる必要はなくて、このデザインを単純にそのまま楽しめる方向性にしようと。


●スタイルをかたちにする「Gravity Belt Holster」

 2012年のIFAっていうドイツの家電ショーに行ったとき、向こうでXperiaの持ち方を考えようって話が出て。スマートフォンって、ソニーが最初に大きくしていったと思うんだけど、大きくなってきたときに僕はすごく違和感があったんです。iPhone 4を使ってたんで。サイズが変わると持ち方もだいぶ変わってしまう。ジーパンのケツポケットに入れると必ずはみ出るし。つい先日、ウチの社員がケツポケットにiPhone 5を入れてて、階段でスコーンと転んで、バキッてまっぷたつに、なんてこともあって。カバンを持たないと持ち歩くのが難しい状態になってきている。だけど手ぶらで持ちたいし、っていったときにホルスターという考えが出てきたんですね。

 で、偶然なんですけど、5.2インチかな、Xperiaに合わせるとパスポートが入る。僕は海外出張が多いんで、向こうでパスポートの携帯が非常に邪魔なんですよ。特に夏とかはパンパンになるんで、パスポートをポケットに入れておきたくないと。そうするとこういうホルスターがあると、パスポートと、スマートフォンもどんどん薄くなってるんで、合わせて一緒に入れられる。使っていると自分の持ち方がいろいろできてきて、コンビニとか行くと小銭入れをギュインって近くに引っ張ってきて。この伸びがもう、すごい楽なんですよ。で、パチンと閉めたあとは雑でいいんですよ。バシャーンと重力で下にいくようになってるんで。仮に開いてしまっても中が飛び出ないようになってるんで。アメリカで生活していると、やっぱりクレジットカードの使い勝手がいいし、ドライバーズライセンスは絶対に持ってなきゃいけない。そういうのが2、3枚入れられるってなると、ちょっと突っ掛けて出たいなってなったときにこれで十分な感じなんですよ。


グラヴィティーベルトホルスター装着例

装着時、閉じた状態。

グラヴィティーベルトホルスター装着例

装着時、開けた状態。開けても落ちない構造。



 ただここにすべての情報と大事なものが入っているとなると、こいつは絶対に盗まれちゃいけないモノなんですよ。これ盗まれたら、もう丸裸になっちゃうワケですよね。だから留め具の部分に非常に気を使ったんです。いろんなパテントを取っている留め具を何回もテストしたんだけど、うっかり付け間違えることがなく、ちゃんとロックされるのっていうのがなかなか見つからなくて。結果的にベルトに吊るす方の留め具は、アメリカの軍でパラシュートを背負うときに使っているリフト・ザ・ドットがいちばんいいことがわかった。ロックすると必ずカチンって音がして、付け間違えがおきにくい。外すときは下側から力を入れないと外れないから、付けてるときにどんなに引っ張られても取れない。開口部の留め具は、ドイツ製でポルシェとかのオープンカーの幌に使っているプルホックを使ってます。このホックは摘んで引っ張らないと外れない。だから何かに引っかかって簡単にロックが解除されたり、間違った動作で外れるということも少ない。こんな感じで、ひとつひとつ詰めていいくことで、かたちができていったんです。


グラヴィティーベルトホルスター正面ボタン

正面のボタンはプルホックを採用。

グラヴィティーベルトホルスター背面ボタン

背面ボタンはパラシュートなどに使われるリフト・ザ・ドットを採用。



 座るときも邪魔にならないし、自転車やバイクにもそのまま股がれる。プラプラしてて固定させてないから、この自由度が非常にいいんですよ。グラビティ・ベルト・ホルスターの発想はXperiaからっていうのと、同時にロサンゼルスでのライフスタイルから発想したところもある。みんな財布を持たないで、ポケットに小銭ジャラジャラ入れて、スマートフォンも突っ込んでっていう状態で、「自転車に股がるとポケットからスマホ出せねえよ。どうにかなんねえ、マサヤ」「ホルスターだよね」って。ホルスターを「自転車のフレームに付けられたらいいよね」とか、「じゃあバイクでハンドルの手前のガスのタンクのところに付けられないかねぇ」「手袋してても一発で簡単に開けられないかねぇ」とか。じゃあ自転車に付けるも、ベルトに吊るしたままいくも、それは人によってのスタイルっていうところで、両方使いがありとすると、どんどんどんどん使い勝手の幅、使えるユーザー幅が広がっっていった。そんなことで、いろんなシチュエーションで盗られちゃいけないし、落ちちゃダメだし、余計に確実な留め具の選び方になっていったんです。


グラヴィティーベルトホルスター正面

「これって何ですか?」とよく聞かれてしまうフロントデザイン。


 このホルスターのフロントのデザインを見て「これって何ですか?」ってよく聞かれるんです。これって単に見た目のデザインじゃなくて、使い勝手をよくするためのかたちで、Vintage Revival Productionsっていう香川の革の変態……というか、変わったことを考える挑戦的な革のクラフト集団というか、デザインチームがあるんですけど、彼らの試行錯誤から生まれたかたちなんです。このホルスターを開いたとき、ちょうどこの裏側にスマホやパスポートが入るポケットがくるようになってる。横を縫わなくてもいい形状のポケットなんです。横をきっちり縫製して、いわゆるマチの形状にしたら、ポケットの開きが弱くなって、中身を取り出しづらくなってしまうし、限定された薄さのモノしか入れられない。このかたちで遊びを作ることによって開きが大きくなって、吊るしたままの状態で自分の目線から中も見易くなる。小銭入れを使うときも上の方に最大限に引っ張れる。マチを大きく作ってしまうと閉じたとき、かなり厚みのあるホルスターになってしまうけど、これなら中身の分の厚みにしかならなくて、収納されたときにまたシュッと薄く戻ってくれる。これはもう日常使うときにどのシチュエーションにでも対応できて、フォーマルな格好でも、胸やケツのポケットが出っ張ってしまうとかいうのを全部無くしていける、というスタイルですね。だから、吊るしたとき厚みが薄く戻るというのが非常に大事になってくる。それに革で作ってるから日常付けていてとっても上品なモノに見えるんだよね。なんかこうただの変なモノをぶら下げてるっていうより、ちゃんと完成されたスタイルに見えてくる。

 で、そんなことやってるうちに2年くらいかかっちゃったのかな。最初もっと小さかったんですよ、スマートフォンがどんどんでかくなって、でかくなって、これ以上でかくなったらバッグと変わらなくなるぞって。ハハハハッ。Vintage Revival Productionsの塩田さんっていうデザイナーと「カッコわるいよ、変なのぶら下がってる感じになって。これ以上スマートフォンでかくなってもここでやめよう」っていう風にふたりで決めてますけど、わかんないですよ、まだ。6Plusも出てきたから。でもホルスターが腰幅から出ちゃうとカッコわるいんですよ、ものすごく。そうすると斜め掛けにしちゃった方がいいんじゃないかって、比較するモノが変わってきちゃう。


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