
ボタンの仕事は服を留めることだ。ファスナーの仕事以外に、ボタンという小さな道具は幅広い仕事をしてきた。 たった一つでも光り輝く仕事ができるし、逆に数を集めて一列に並べれば、壮観にも、妖しくもなれる。今年の4月、世界が注目したイギリスの結婚式でピッパのヒップに釘付けになったのもボタンの仕業だ。ドレスの背中になだらかに小さなボタンが並んでなければ、美しさがあれほど際立つことはなく、気づく者もいなかっただろう。話しを戻す。 ボタンを多数並べるのが得意なのは、ドレスに限らない。ベルボーイが着るリバリー服がそうだし、軍服もそうだ。中でも軍の高官が着用する礼服は、ボタンを並べたいがために服があるかのようだ。 ミリタリーのボタンはデザイン面でも幅広い仕事を担当してきた。所属部隊のインシグニアを刻めば、だれが仲間で、だれがそうでないかをボタンが伝えてくれる。 エリート部隊のボタンになれば、そのボタンを身につけたいと願う者さえ出てくる。つまり憧れの対象になるってことだ。 部隊のモットーが刻んであれば、ボタンがメディアになって、精神を鍛えて、精神の支えになって、演説までぶっている。以上は、ミリボタンの仕事のごく一部。まずは、本物のミリタリー・ボタンを手にして奥深い世界に乗り出してみたい。 今回『モノ・マガジン2011年9月16日情報号』の、「ボタンの研究」が大好評。ボタンの面白さを追求した特集になっている。その特集内で紹介しているミリタリー・ボタンが、なんと高円寺の古着の老舗“D-clothing”で好評販売中とのこと! 軍隊の陸海軍ボタンをはじめ、戦車や機械化部隊に歩兵など兵科ごとに探してもいい。奥が深くて幅広いのが“ミリボタン”。 絵葉書ほどのアードボードに付けられたボタンの数々は、それだけ飾っても絵になるアイテム。使ってもよし、集めてもよしのボタン・セレクションは、1つのボードに5つほどボタンが付いて1つ4500円での販売だ。 本物のヴィンテージのボタンに触れることで、あなたのボタン熱が押し寄せてしまうかもしれないが、モノマガ、いや社内ではボタン旋風が吹き荒れている。ぜひ一度、高円寺まで足を運び、実際にご覧頂きたい。 |
東京・高円寺の古着屋
製作:株式会社ワールドフォトプレス
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